障害者雇用で未経験からITエンジニアを目指す方法【最新版】┃「手に職をつけたい」Z世代・ミレニアル世代の本音に答える | 障害者転職エージェント ハッピー


障害者雇用で未経験からITエンジニアを目指す方法【最新版】┃「手に職をつけたい」Z世代・ミレニアル世代の本音に答える



「ITエンジニアって憧れるけど、障害者雇用でも目指せるの?」
「プログラミング経験ゼロでも大丈夫?」
「客先常駐とかきつそう...でもリモートワークで手に職つけたい」

最近、こんなつぶやきをXやTikTokでよく見かけませんか?
特にZ世代・ミレニアル世代の皆さんは、「将来性のある仕事に就きたい」という意識が強く、IT業界への憧れを抱く一方で、「未経験で障害もあるし、現実的じゃないよね...」と諦めモードに入ってしまうことも多いようです。

実際に、私たちハッピーへの相談でも「IT業界に挑戦したいけど、障害者雇用でも本当に可能?」という質問が急増しています。そして多くの方が、情報不足や漠然とした不安から一歩を踏み出せずにいるのが現状です。

しかしご安心ください。2025年現在、IT業界での障害者雇用は大きく変化しており、未経験からでも十分にチャレンジ可能な環境が整いつつあります。今回は、そのリアルな実情と、具体的にどうやって未経験からITエンジニアを目指せるのかを詳しくお伝えします。

「IT業界は障害者に厳しい」は古い常識になりつつある
厚生労働省のデータを見ると、IT・情報通信業界の障害者雇用達成率は約27%と、全業界で最も低い水準です。「医療・福祉」の58.3%や「製造業」の50%以上と比べると、一見すると「やっぱり厳しいんだ...」と感じてしまうかもしれません。

この数字の背景には、IT業界特有の事情があります。従来は「専門的な知識が必要」「客先常駐で環境変化が激しい」「責任の重い業務が多い」といった理由で、企業側が障害のある方の採用に消極的でした。そのため、見た目の数字以上に「機会そのもの」が少なかったのです。

2025年の大きな変化
現在、IT業界全体で深刻な人手不足が続いており、多くの企業が「未経験者OK」の採用を拡大しています。さらに、リモートワークの普及により、「自宅などの安心できる環境で業務ができる」ことから、障害者雇用との親和性が注目されています。

パーソル ダイバースが運営する「Neuro Dive」などの就労移行支援事業所では、AIやデータサイエンスなどの先端IT領域を学べるプログラムに企業からの関心が高まっており、インターン受け入れや実習講座の実施予定が相次いでいます。これまで「障害のある方には難しい」とされてきたIT分野で、実際に活躍する方が増えています。

【未経験からITエンジニア】4つの現実的なルート
未経験からITエンジニアは、どのような方法で目指すことができるのでしょうか。私たちハッピーが実際にサポートしてきた方々の成功パターンを基に、4つの現実的なルートをご紹介します。

▼ルート1:企業の研修制度を活用する(SIer・インフラエンジニア)
AKKODiSコンサルティング株式会社のような研修制度が充実した企業からスタートする方法です。SIer(システム開発)とインフラエンジニア、どちらも未経験から始めやすい分野として人気があります。

SIer系では、障害に配慮した研修カリキュラムを用意し、エンジニア経験豊かなキャリアプランナーが個別面談で最適なプロジェクトを一緒に考えてくれます。一方、インフラエンジニアは、プログラミングを書くことが少なく、サーバーやネットワークの監視、障害対応など、作業手順書に従って進められる定型業務から始められます。

どちらも年収は300万円台前半でスタートし、5年目で450万円〜500万円スタート、10年目で550万円〜600万円スタートと明確なキャリアパスが描かれています。このルートの最大のメリットは、「安心して学べる環境」があることです。いきなり現場に放り込まれるのではなく、体系的に学習できるため、未経験の方でも着実にスキルを身につけることができます。いわば、お金をもらいながら「ITエンジニア」になれる魅力的な方法です。

▼ルート2:就労移行支援事業所で専門スキルを身につける
障害のある方に特化したIT系の就労移行支援事業所を活用するルートです。パーソル ダイバースが運営する「Neuro Dive」では、AIやデータサイエンスなどの先端IT領域を学べるプログラムを提供しており、企業からの関心も高く、インターン受け入れや実習講座の実施が予定されています。

また、全国各地にあるIT・WEB系の就労移行支援事業所では、HTML/CSS、JavaScript、Pythonなどのプログラミング言語から、ネットワークやサーバー管理まで、幅広いIT技術を障害特性に配慮した環境で学ぶことができます。これらの事業所では、個人の特性や興味に合わせたカリキュラムを組んでくれるため、無理なく専門スキルを身につけることができます。

最大のメリットは、障害理解のある環境で学習できることと、企業とのマッチング支援が受けられることです。通常2年間の利用期間中に、基礎から実践まで段階的にスキルを習得し、企業実習を通じて実際の職場を体験できるため、入社後のミスマッチが少ないのが特徴です。

▼ルート3:オンライン学習から始めるプログラマー
最も学習リソースが豊富で、自分のペースで進められるのがこのルートです。現在は無料の学習サイトから有料のプログラミングスクールまで、様々な選択肢があります。特にReact、Next.js、TypeScript、Go、Rustなどの注目言語・フレームワークは、ネット上に最新の学習コンテンツが豊富にあるため、障害特性に合わせて自分に最適な学習方法を見つけることができます。

このルートで成功するコツは、「小さく始めて継続する」ことです。いきなり高度なフレームワークに手を出すのではなく、まずはVSCodeの使い方やGitの基本操作を覚え、簡単なToDoアプリやポートフォリオサイトを作ることから始めて、徐々にステップアップしていきます。学習記録をGitHubやQiita、Zennで発信することで、転職活動時の強力なアピール材料にもなります。

▼ルート4:ヘルプデスク・IT事務からステップアップ
IT業界の入り口として比較的始めやすいのがヘルプデスクやIT事務ですが、「未経験OK」とはいえ、最低限の準備は必要です。まず、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointを問題なく使えることは必須条件となります。特にExcelでは関数を使った表計算ができるレベルが求められることが多くあります。

また、基本的なPC操作やWindows・Macの違い、簡単なネットワーク知識(Wi-Fi接続やプリンター設定など)があると面接で高く評価されます。ITパスポートの資格があれば、「IT業界で働く意欲」の証明にもなります。

このルートの魅力は、働きながら段階的にITスキルを身につけられることです。最初は「パスワードが分からない」「メールが送れない」といった基本的な問い合わせ対応から始まり、徐々にシステム操作やトラブルシューティングまで対応範囲が広がります。コミュニケーションが得意な方や、人をサポートすることにやりがいを感じる方には特におすすめです。

何より、現場でリアルなIT業務を間近で見ることができるため、「フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアって何が違うの?」「UI/UXデザイナーって具体的にどんな仕事?」「クラウドエンジニアやDevOpsエンジニアの役割は?」といった疑問を働きながら解決でき、「次はどの分野に進みたいか」を実体験を通じて判断できるのが最大のメリットです。

企業が求める「未経験」の本当の意味を理解する
求人で「未経験OK」と書かれていても、実際には「プログラミングの知識が全くない未経験者」と「IT知識はあるが実務経験がない未経験者」では、企業の期待値が大きく異なります。重要なのは、どちらのレベルを求められているかを見極めることです。

完全未経験を歓迎する企業の多くは、入社後の教育体制をしっかりと整えています。3〜6ヶ月の研修期間を設け、メンター制度やOJT体制を充実させているところがそれに当たります。一方、ある程度の基礎知識を前提とする企業では、事前学習や資格取得が評価されることが多いです。

転職前に準備しておきたい「最低限」のこと
では、実際にはどの程度の準備をしておけば良いのでしょうか。私たちの経験から言うと、ITパスポート試験レベルの基礎知識があれば、多くの「未経験OK」求人に応募することができます。この資格は、ITの基本的な仕組みやビジネスでの活用方法を幅広く学べるため、どの分野に進むにしても役立ちます。

さらに、進みたい分野が決まっている場合は、その分野の入門書を1〜2冊読んだり、無料の学習サイトで基本的な操作を覚えたりしておくと、面接での印象が大きく変わります。完璧を目指す必要はありません。「学習意欲がある」「基本的な理解ができている」ことが伝われば十分です。

障害特性を活かせる分野を見つける
IT業界の魅力の一つは、様々な特性が求められる多様な職種があることです。発達障害の方の集中力や論理的思考力はプログラミングやシステムテストで重宝され、精神障害の方でも安定した環境でのシステム運用であれば、丁寧で繊細な作業により力を発揮できます。身体障害の方は、アクセシビリティの観点からUI/UX設計に独自の価値を提供できることも多くあります。

大切なのは、自分の障害を「制約」として捉えるのではなく、「特性」として理解し、それを活かせる分野を見つけることです。面接では、「〇〇の特性があるので、△△の業務で力を発揮できると思います」という前向きな伝え方を心がけましょう。

おわりに:あなたの「次のステップ」を一緒に見つけましょう
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。IT業界への挑戦は、確かに簡単な道のりではありません。しかし、令和の今だからこそ開かれているチャンスがたくさんあります。

特に注目すべきは、ChatGPTやClaude、GitHub Copilotなどの生成AIツールの普及により、IT業界に大きな民主化の波が訪れていることです。これまで高度な専門知識が必要だった複雑なコード作成やシステム設計が、AIの支援により格段に取り組みやすくなりました。まさに今は過渡期であり、従来の「経験豊富なエンジニアでないと難しい」という常識が覆され、障害のある方でも創意工夫次第でITエンジニアとして活躍できるチャンスが飛躍的に高まっています。

Z世代・ミレニアル世代の皆さんが持つデジタルネイティブとしての感覚や、多様性への理解、新しい働き方への適応力は、まさに現在のIT業界が求めている資質です。「未経験だから」「障害があるから」と諦める必要はありません。

重要なのは、自分に合った方法とペースで始めることです。大手企業の研修制度を活用してじっくり学ぶ人もいれば、オンライン学習で独学を重ねる人もいます。ヘルプデスクから始めて徐々にステップアップする人もいれば、就労移行支援事業所で専門的なスキルを身につける人もいます。どの道を選んでも、続けることができれば必ず成果につながります。

私たち障害者転職エージェントハッピーは、皆さんの「IT業界への挑戦」を全力でサポートします。履歴書の書き方から面接対策、そして入社後のフォローまで、一人ひとりの状況に合わせたきめ細かいサポートを提供しています。

あなたの「次のステップ」を、一緒に見つけていきましょう。IT業界での新しいキャリアが、皆さんの人生をより豊かで充実したものにしてくれることを心から願っています。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。

関連コラム:「障害者雇用 × 生成AI」 〜AIは、あなたの“これから”を支える最強の味方〜

障害者転職のご相談は、こちら(会員登録)から