「会社を辞めたいとき」にやるべきこと | 障害者転職エージェント ハッピー


「会社を辞めたいとき」にやるべきこと


こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回のお題は、【「会社を辞めたいとき」にやるべきこと】です。 誰しも「会社を辞めたい」と思う瞬間があり、これはごく自然なことだと思います。お恥ずかしい話ですが、実は私も過去に仕事が順調にいかず、不登校児のように会社に行きたくなくなった時期や、あまりにつらいときは有給休暇を取得して自宅で横になっていたこともあります。いま思えばですが、それらは自分を守るための無意識の防衛反応だったのかも知れません。

私自身、大病の影響から約14年前に障害当事者になり、健常者としてだけでなく、障害者としての就業経験もそれぞれございます。そういった体験から障害をお持ちの方の肩を持つわけではないのですが、お仕事上、是々非々のスタンスで向き合っておりますが、本音ベースだと、基礎疾患をお持ちの方や、予期せぬ大病や事故により障害者手帳を持つことになった方々が、何でもかんでも健常者と同じように働くこと、生きることは現実的には難しいというのが実体験からの素直な感想です。社会では「障害福祉サービス」、そして会社では「合理的配慮」が存在しておりますが、実際には、このような法制度だけでは立ち行かないところもあるのが事実ではないでしょうか。

前述したように、本音と建前の狭間で障害者手帳をお持ちの方々を優遇するわけではないですが、手帳保持者が会社を辞めたいと考える頻度は、健常者に比べれば多くなってしまうことは仕方がないことだと考えております。そこで、今回のお題である【「会社を辞めたいとき」にやるべきこと】として、基本の「キ」となりますが、そういった感情が出てきたときは、「まず一度お仕事から離れる」「考えない」「積極的に心身の休息を取る」といったことをお勧めさせていただきます。

言うに及ばないことですが、大切な決断は、このような状況のときには控えるべきでしょう。私自身の戒めを込めてお伝えしておりますが、つらい感情を押し殺す必要はございません。行き着くところ、お仕事はお仕事なので不調なときはご自身を最優先に扱うことが最も大切なことになります。そして、心身のエネルギーが回復して冷静な状態になってから無理のない範囲で、なぜそのような気持ちになってしまったのか、どうすれば同じような気持ちにならないのと振り返れると、さらに良いかも知れません。

また、不埒なことのように聞こえますが、障害者手帳をお持ちの方に関しては、普段から心の中で「会社を辞めてもよい」という選択肢を持ちながら、ケセラセラの精神で働くことも長期就業を実現していくための必要なマインドセットかも知れません。柳のように柔らかく、しなやかなものは、堅いものよりもよく耐えたり丈夫であったりすると昔からいわれております。ビジネスパーソンとして困難に抗うことは賞賛に値しますが、真っ直ぐで勇敢な貴方の気持ちが、時としてご自身をさらに傷つけてしまう可能性もございますので、自分ファーストな優しい生き方も取り入れながら、貴方らしい素敵な職業人生を歩んでいって下さい。
私たちハッピーのスタッフ一同も、心より応援しております!

それでは本日も、「できることをできる範囲」で「ぼちぼち」やっていきましょう。