求職者向けコラム | 障害者転職エージェント ハッピー

求職者向けコラム

求職者向けコラム

ハッピーのキャリアアドバイザーが執筆した障害者雇用や障害のある方の転職対策、キャリアアップや安定就労等に関するコラムを届けます。

2025/06/06

こんにちは。障害者転職エージェントハッピーの山口です。
私は身体障害の当事者でありながら、長年にわたり障害者雇用の現場に関わり、自らもその選択肢を経験してきました。その中で強く感じたのは、障害者雇用は決して「諦め」や「後退」ではなく、単なる“特別な枠”でもないということです。むしろ、自分らしく、健康的に働き続けるための合理的な選択肢だと実感しています。続きを読む

2025/05/23

こんにちは。障害者転職エージェントハッピーの山口です。
日本の就労人口は急速に減少しています。少子高齢化が進み、2040年には総人口の35%以上が65歳以上になると予測されており、労働力不足は今後さらに深刻化していくでしょう。この影響を受け、多くの企業が定年の延長やシニア雇用を拡大していますが、それでもすべての人が安定して働ける環境が整っているわけではありません。さらに、現在の日本社会は混沌としており、景気の変動、物価の上昇、そして公的年金制度の不安定さなど、老後の経済基盤が大きく揺らいでいます。続きを読む

2025/05/16

こんにちは。障害者転職エージェント、ハッピーの山口です。
知的障害のある方の雇用は、近年ますます注目を集めています。日本の特別支援教育の充実や障害者雇用促進法の改正を背景に、多くの知的障害のある方が職場で活躍する機会を得ています。特に、真面目な勤務姿勢や決められた作業を安定してこなす能力は、企業から高い評価を受けています。一方で、職務内容の偏りやキャリアアップの機会の少なさといった課題も依然として存在します。続きを読む

2025/04/18

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

ここ数年で、「AI(人工知能)」という言葉を耳にする機会が一気に増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。なかでも、2022年末に登場したChatGPTを皮切りに、「対話型AI(生成AI)」が私たちの生活に一気に広がってきました。AIがここまで急速に普及している背景には、いくつかの社会的な要因があります。続きを読む

2025/04/18

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

精神障害のある方の雇用は、近年急速に進展しています。2018年の障害者雇用促進法の改正により、精神障害のある方が法定雇用率の対象に加えられたことを契機に、多くの企業が積極的な採用を進めるようになりました。しかし、精神障害者雇用には職場の理解や配慮が不可欠であり、定着の課題も残っています。続きを読む

2025/03/31

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

体障害者の雇用は、日本の障害者雇用において特に重要な柱として位置付けられています。長い労働市場の歴史の中で、障害者雇用促進法をはじめとする法制度や職場環境の整備が進み、多くの身体障害者が企業で活躍できる土台が築かれてきました。続きを読む

2025/02/21

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回は、障害者雇用における適職の見つけ方についてお伝えいたします。障害者雇用では、オープンポジションでの募集という特徴があります。そして健常者向けの求人と比べると、選べる職種の幅や自由度が制限されることも多い傾向があります。そのような環境の中でも自分らしいキャリアや働き方に近づけるよう、このコラムが何らかしらのヒントになれば嬉しいと思い、綴らせていただきます。さて、本題に入りますが、「適職」とは一体何でしょうか。適職とは、自分の能力や性格、価値観に合った仕事で、無理なくやりがいを感じやすいものだと考えております。続きを読む

2025/02/07

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

日々の暮らしの中で休日をどのように過ごすかは、心と身体のリフレッシュに大きく影響します。特に、精神障害者保健福祉手帳や身体障害者手帳をお持ちの方にとって、経済的な負担を抑えながら充実した時間を過ごせる環境は、とても大切です。東京都内では、障害者手帳を活用することで無料で移動ができたり、公園や動物園、美術館・博物館を楽しめる機会が多く提供されています。そこで今回は、障害当事者として私(山口)が利用させてもらっているものを皆さまにシェアいたします。これらの制度をうまく活用することで、心身のリフレッシュだけでなく、新たな発見や感動を味わうこともできます。続きを読む

2025/01/23

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

「守破離」は、もともと武道や芸道で使われてきた言葉で、学びや成長のプロセスを3つの段階に分けたものです。最初の「守」は、基本を忠実に守る段階で、師匠や指導者の教えをしっかり学び、その型を守ることが重視されます。次の「破」は、基本を習得した上で自分なりの工夫を加え、型を破る段階です。そして最後の「離」では、学んだ基礎から離れ、独自のスタイルを確立し、自分自身の道を歩む段階です。
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2025/01/17

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

本年2025年は、障害者雇用の動向に大きな変化が予想されています。特に2026年度からは、法定障害者雇用率の引き上げが予定されており、企業や公共機関はその対応を迫られることになります。このコラムでは、2025年の障害者雇用動向に焦点を当て、雇用率の変更に加え、障害者採用の手段や今後のマーケットの展望、さらに今後ますます重要視される「定着」の課題について詳しく解説いたします。
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2024/12/13

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回は、サテライトオフィスにおける障害者雇用の変遷と、今後の展望についてお話しします。サテライトオフィスは、企業の働き方改革の一環として導入され、特に障害者雇用において注目されています。通勤による負担の軽減や、個々の特性に応じた柔軟な働き方を実現するこのオフィス形態は、障害者にとって働きやすい環境を提供する新たな選択肢となっています。これまでどのようにサテライトオフィスが障害者雇用に貢献してきたのか、また今後どのような展開が予測されるのかを、具体的に探っていきたいと思います。
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2024/11/29

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

現代では、「健康的な生活」を追求するライフスタイルが注目され、オーガニック食材やナチュラル志向、飲酒や喫煙を避ける生活スタイルが増えています。SNSやメディアでも「ナチュラルな食生活」をテーマにした情報が多く、健康的であることが「良い」とされがちです。しかし、服薬が必要な状況にある方々、たとえば障害がある方にとって、薬を服用することが「不健康」とみなされるのは適切でしょうか?
今回は、そんな服薬に対する考え方や、その意義について深掘りしてみたいと思います。
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2024/10/23

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

近年、若者のSNS上で見かける「MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)」というアルファベットの羅列は、特にZ世代の間で大きな人気を集めています。MBTIは、人間の性格を16タイプに分類し、自己理解や他者との関係性を深めるためのツールとして広く活用されています。Z世代は自己分析や自己表現への関心が非常に高く、そのニーズに応える形でMBTIが広がっているといえるかもしれません。この流行の背景には、自己理解を通じて他者との違いを受け入れ、より良いコミュニケーションを築きたいというZ世代ならではの価値観があると考えられます。
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2024/10/22

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回のトピックは、発達障害とHSP(※Highly Sensitive Person:非常に感受性が強く、敏感な気質をもった人)の違い、そして発達障害やHSPといった独自の感受性や特性を持つ方々の適職についてです。本コラムでは発達障害に関する内容を取り上げますが、これはDSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)に基づいた厳密な診断基準や定義に従ったものではありません。あくまで個人の私見として、一般的な理解を深めるための参考情報としてご提供しておりますので、その点をご理解いただけますと幸いです。
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2024/09/27

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回は、障害者雇用でのおすすめ人間関係術に関してお伝えいたします。私の経験則での見解になりますが、障害者専門のエージェント経由で転職・就職した大多数の方々は、仕事自体が好きな方がほとんどです。そんな中、前向きなキャリアアップ以外で退職した方の理由を振り返ってみると、一番多いのが給与などの賃金面、その次に多いのが社内での人間関係の悪化となります。さらに掘り下げると、良好な人間関係が構築できず、徐々に社内で居場所を失い、その結果として上司や周囲との軋轢が生じ、正当な評価を受けられなくなり、退職に至るケースを多く見てきました。続きを読む

2024/9/13

こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回は、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方の、休職からの復職成功エピソードをお伝えいたします。はじめにお伝えしたいのは、障害者雇用において体調不良の際には、会社をお休みいただいても問題ないという点です。また、中長期にわたって不調が続く場合は、早めにかかりつけ医や産業医に相談し、何らかの措置を取っていただくことをおすすめいたします。障害者手帳取得後、せっかく働けるほど回復した状況を振り出しに戻さないためにも、勇気を出して少し立ち止まる時間を、これまで頑張ってきた身体に与えることは大切です。会社に対して申し訳なく感じることも少なからずあるかもしれませんが、障害者雇用という枠組みを考えると、少々の欠勤や休職は一定の許容範囲といえるのでご安心ください。続きを読む