転職回数が多いことは本当にマイナスなのか? | 障害者転職エージェント ハッピー


転職回数が多いことは本当にマイナスなのか?


こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回のお題は、【転職回数が多いことは本当にマイナスなのか?】です。

結論をいえば、限度はありますが一般採用に比べると転職回数が多いことは大きなマイナスにはなりません。ですから、障害者採用枠に応募される上で転職回数をあまり気にする必要はございません。ある程度の転職回数に関しては、書類審査や面接の際に納得感のある転職理由をお伝えできれば選考にネガティブな影響はないといえます。自信を持ってください。

言うにおよばないことですが、転職回数が少ないほうがより良いことは確かです。障害者手帳を取得している方の中でも、特に後天的な障害を理由に取得された方にとっては、一定の離職期間や手帳取得して間もない頃の止むを得ない事情での転職は仕方のないことと言えます。

逆に、その仕方のない部分を過度に追求してくる会社は、障害者雇用に理解が少ない会社だと思っていただいても問題ありません。稀にですが、書類選考の時点で理解できることをわざわざ面接の場で重箱の隅をつつくように尋ねてくる会社がありますが、そうした会社では長期就業を実現できる可能性も低いといえるので、選考辞退してもよいものといえます。

これまでの転職回数に関しては変えられない部分ですので、具体的にできることとして、
「面接官へ深い納得感を持ってもらえるような転職理由を考える」、「ノンバーバル(※1)を含めたコミュニケーションなど、変えられることに集中する」といった点をおすすめいたします。(※1.ノンバーバル:言語以外の主に表情、仕草、態度などを指します)

前提としていえるのは、障害によって働く上で何かしらの制約が生じてしまう方々が障害者手帳を保持しているのであって、それゆえある程度の転職回数は障害者雇用に対して理解がある会社にとっては許容範囲といえます。とはいえ、いわゆる「他責傾向」が強い場合や、転職理由が違和感の強いものとなっていては、障害者採用とはいえお見送りになってしまう可能性も高くなります。

なお、転職回数が多い場合でも書類が「上質」な場合は、書類選考の通過に繋がる可能性が高くなります。

具体的な例としては、「読み手にストレスを与えない文章」、「戦力人材としてイメージできる簡潔な強みの記載」、「人柄が伝わる印象の良い写真」などが挙げられます。たとえ転職回数が多くても、書類の見せ方や書き方次第で大きく印象を改善させることができるので、腕利きのキャリアアドバイザーに添削してもらうこともおすすめです。

ちなみにハッピーでは、読み手に好印象を与える書類の見せ方や書き方に関して、首都圏に数ある障害者専門のエージェントの中でも求職者の潜在的な能力や魅力を余すところなく引き出す技術やセンスが(手前味噌ですが)あるものと自負しておりますので、書類の出来栄えに自信がない方や、キャリアは良いはずなのに書類選考に苦慮しているという方は、ぜひ一度、ハッピーまでご連絡ください。

今回のお題である【転職回数が多いことは本当にマイナスなのか?】という問いに対する結論としては、「障害者雇用ではその転職理由に正当性があれば問題ない」ということが回答になります。

令和6年現在、障害者雇用だけでなく、既に一般雇用であっても終身雇用は崩壊しつつあります。カナダの著名な精神科医エリック・バーンが提唱した「過去と他人は変えられない。あなたが変えられるのは自分自身と未来だけだ」という言葉のように、変えられない転職回数や負ってしまった障害を嘆くより、自分自身と未来を変えられることを意識し、過去を手放し「今」を生きることに集中してみてはいかがでしょうか。きっと、その勇気ある一歩が明るい未来へ繋がるはずです。心より応援しております。

それでは本日も「できることをできる範囲」で「ぼちぼち」やっていきましょう。