長期就業を実現するために大切なこと | 障害者転職エージェント ハッピー


障害者雇用で長期就業を実現するために大切なこと


こんにちは、障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回のお題は、「障害者雇用で長期就業を実現するために大切なこと」についてです。結論をいえば、障害者雇用で長期就業を実現するために大切なことは、「ストレスを抱えている時間をできるだけ減らすこと」だと考えております。現実的には、お仕事をしていればストレスが溜まってしまうのはごく自然なことです。強い意志と高い緊張感を持って仕事に向き合えば、ある程度のストレスは必ず付いて回ります。もっとも、こういった前向きなチャレンジから生じるストレスは、そこまで大きなダメージを心身に与えるものではありません。

その一方で、自身に落ち度がないにもかかわらず理不尽な対応をされたときや、周囲の方々のお仕事への向き合い方の意識の低さからジレンマが生じたり、社内で自身に対する正当な評価がされないときなどのように自分の力ではコントロールできない場合には、それが大きなストレスとなり、心身へのダメージは計り知りません。

みなさまがご存知のとおり、障害者手帳を保持している方々は基礎疾患がございますので、ストレスには強くないといえます。体調を崩す様々な原因があるかと思いますが、行き着くところはストレスが溜まることで心身の不調に繋がるという点で共通しているといえます。ですから、年単位の安定した長期就業をする上ではそういったストレスが掛かる状況下にいる時間をいかに短くするか、ということが最も重要なことになってくると考えております。

さて、それでは具体的にどうやって予測不可能な形で襲ってくるストレスから身を守っていけばよいのでしょうか。おすすめの方法は、早めに誰かに気持ちを聞いてもらうということです。必ずしも全てを理解してもらわなくても、一定の共感や傾聴をしてもらうことでストレスの緩和に繋がります。もしも聞いてもらう人がいなければ、ご自身の独り言でも構いません。大切なことは、負の感情に支配されている時間やつらさを我慢している時間を、なるべく少なくすることです。

次におすすめの方法は、運動を行うという方法です。ストレスを軽減させるには、運動はうってつけです。今回は、その背景にある理論的な背景に関しては割愛させていただきますが、ウォーキング、軽いランニング、サイクリング、ダンスなど身体に空気を取り込みながら行う有酸素運動やリズム運動は、ストレス緩和には適しております。できれば休憩を挟みながら一時間近く行えると、かなり心身がすっきりするでしょう。また、無理のない範囲で続けることでストレス耐性も強化されていくことが研究によって示唆されています。

おすすめの方法の3つめは、ずばり睡眠です。睡眠には、心を整える効果があります。ストレスが溜まっている状態では入眠がしづらく、中途覚醒もしやすくなりますが、個人的な意見としては、不眠がひどい場合には医師に相談して睡眠剤を一時的に服薬することもおすすめしております。人間の脳は、眠っている間に情報を整理しています。ストレスの原因である嫌な記憶や不要な情報は消去し、大切な情報のみを記憶として保存する素晴らしい機能があります。「憂鬱な気分だったのが、ぐっすりと眠ったら解消した」と感じるのも、睡眠時の脳が必要な情報と不必要な情報を上手く整理してくれるからです。また、多くの方が一度は経験したことがあるように、睡眠不足によって脳の感情をコントロールする働きが低下してしまいます。 それにより、些細なことでも怒りやすくなったり、抑うつ的になったり、 ネガティブな感情に支配されやすくなるので注意が必要です。

今回は、「障害者雇用で長期就業を実現するために大切なこと」をお伝えいたしました。もしよろしければ、みなさまもぜひお試しください。今回ご紹介させていただいたのは心身のセルフケアにフォーカスしたアプローチでしたが、それ以外にも長期就業を実現する上での大切なことはあるかと思います。いつか、みなさまのご意見などもお聞かせいただけると嬉しい限りです!!

それでは本日も、「できることをできる範囲」で「ぼちぼち」やっていきましょう。

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