逆説の「失敗しない障害者エージェント選び」 | 障害者転職エージェント ハッピー


逆説の「失敗しない障害者エージェント選び」


こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの山口です。

今回のお題は、【逆説の「失敗しない障害者エージェント選び」】です。はじめに皆さまへお伝えさせていただきたいことは、ハッピーのような障害者専門のエージェント以外にも、転職・就職活動の道は沢山あるということです。なぜならば、障害者専門のエージェント経由での転職・就職は、全体件数のうちわずか3〜4%に過ぎないからです。エージェントを利用した活動は全体のごく一部にすぎないので、もし万が一エージェント経由でスムーズな活動ができない場合でも、焦る必要はございません。皆さまには沢山の選択肢が残っているのです。

障害者専門のエージェントの場合、企業側の採用要件を基にサービス提供を行っておりますので、「登録=求人紹介」にはならないところもございます。また、エージェントは「人」が間に入るサービスのため、どうしても相性の問題も出てきてしまうところもエージェント活用のデメリットとして挙げられます。

そんな中、日本で障害者求人を最も多く扱っているのは、実はハローワークです。そのため、ハローワークの担当者と良好な関係性を構築しながら転職活動を進めることも選択肢のひとつです。その他にも、現在通所している就労移行支援事業所と繋がりのある企業様への応募も有効でしょう。いずれにしろ、障害者雇用の場合は画一的な方法というものはなく、その方の年齢・障害・経歴・居住地・希望する働き方などによって大きく変わってきますので、まずはご自身にとって何が最適策なのかを考えていただくことをおすすめいたします。

一方で、障害者専門の転職エージェントは、「非公開求人のご紹介」「案件毎の採用熱度の共有」「書類添削サポート」「日程調整」「面接対策」「適切な合理的配慮の伝達」「面接対策」「給与条件交渉」等をすべて無料で行いますので、求職者にとって心強い存在といえます。

さて、遅くなりましたが、今回の本題【逆説の「失敗しない障害者エージェント選び」】を実現させるためにはどんなところを具体的に留意していけば良いのかお伝えさせていただきます。

まず、「担当キャリアアドバイザーが自分自身の営業成績(利益)のみを考えて話を聞かない」「あまり興味のない障害者求人まで短期間にて大量応募を強要する」「謎の著しい希望年収の低下の交渉してくる」「やたらスピーディーな転職活動を求めてくる」など、このように求職者のお気持ちを汲んでもらえない対応は要注意です。まあ普通に考えてこんな感じの対応だと長続きしないので、無理せず早めに退避しましょう。

また、あまり知られておりませんが、大手エージェントの場合、担当キャリアアドバイザーの変更も可能ですので、独りよがりな対応をされた場合や相性が合わない場合は、担当を変更いただくことも選択肢のひとつです。もしも直接お伝えしづらい場合は、カスタマーサポートへお伝えいただくこともできます。

担当変更依頼に関して躊躇してしまうところもあるとは思いますが、担当変更依頼をお願いしたからといって、邪険に扱われることはございません。特に大手エージェントでは、近年ではますますコンプライアンスやサービス品質の向上に関して厳しくなってきています。こういったことが起これば担当キャリアアドバイザーの社内での評価はマイナスになりますので、求職者が過度に恐れる必要はございません。

ただし、内定を取得するため、そして入社後に定着し、活躍するために、キャリアアドバイザーも本来はお伝えしづらいことをあえてお伝えしなければならない場面もあるというのが事実です。触れられたくないところへの言及が避けられないのが、真の転職活動というものです。キャリアアドバイザーは求職者の人間否定をしたいのではなく、あくまでも内定取得を目指す過程での愛のある指導です。誰しも、自身の悪い側面を指摘されることは決して喜ばしいこととはいえませんが、そこに言及してくれることこそが、キャリアアドバイザーが真剣にお仕事へ取り組んでいる証といえます。この機会を成長するチャンスだと割り切って、受け入れることも時には必要です。

加えて、事前にキャリアアドバイザーにお伝えしておいた方が良い点としては、転職希望時期です。彼らには毎月の営業成績がございますので、どうしても求職者だけの都合やペースだけでは活動できません。この点で不都合が出ないよう事前に求職者側から希望スケジュールをお伝えしておくことが、双方にとってより良い関係性になるためのポイントといえます。

そして私、山口が個人的に考えることとしては、キャリアアドバイザーも人間ですので「この方を何とかご支援したい」と思っていただけるような働きかけも大切になってくるという点です。とはいえ、本当の自分から大きく違った自分になる必要はありません。誠実に熱意を持って転職活動に臨んでいれば、そういった熱いエネルギーや真っ直ぐな姿勢がキャリアアドバイザーにも伝わり、キャリアアドバイザーも「できる限りのご支援を行なっていきたい」という気持ちが芽生えます。エージェントに勤めている方々の肩を持つつもりはございませんが、これだけ世の中に沢山ある職業の中で、障害をお持ちの方の転職支援に従事なさっている方々ですので、もし貴方が本気であれば、その心意気に彼らも応えてくれるでしょう。

結論をいえば、前述したようにエージェント側も深いところでは、何とか求職者の良いところに光を照らし、ひとつでも多くのご支援を重ねていきたいという気持ちがございますので、エージェント側だけでなく、求職者側にも何か主体的な「+α」があることで【逆説の「失敗しない障害者エージェント選び」】を実現することができます。
そして疲れたときは休み、元気になったらまた挑戦をする。それを結果が出るまで続ければ、必ず内定取得はできるでしょう。皆さまのチャレンジを心より応援しております。それでは本日も、「できることをできる範囲」で「ぼちぼち」やっていきましょう。