障害者雇用の志望動機の作り方|転職理由の伝え方と例文つき | 障害者転職エージェント ハッピー

障害者雇用|志望動機の作り方

障害者雇用の志望動機の作り方
転職理由の伝え方と例文つき

「なぜ辞めるの?」「なぜウチなの?」——この2つを、ひとつの物語としてつなぐだけで、面接官が納得する志望動機が完成します。そのまま使える例文つきで解説します。

  • 転職理由と志望動機を"一本の物語"にする方法
  • そのまま応募書類に使える志望動機の例文3パターン
  • 障害・配慮の前向きな伝え方まで解説

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志望動機は、「転職理由で挙げた悩みを、この会社なら解決できる」とつなげて作ります。この一本の物語にすると、面接官が納得します。

志望動機と転職理由は、別々に考えると難しく感じます。でも本当はひとつの物語です。「なぜ今の職場を出るのか(転職理由)」→「その悩みを、この会社なら解決できる(志望動機)」。この流れでつなぐだけで、面接官が納得する動機が自然に完成します。

この記事を書いた人

この記事を書いているのは、身体障害の当事者であり、人材業界で20年以上、障害者採用の現場に立ってきたキャリアアドバイザー(山口)です。私自身も2度、当事者として転職を経験しました。面接に同席し、数多くの内定と入社後の定着を見てきた立場から、「本当に通る志望動機」の作り方をお伝えします。

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面接官が見ているのは、たった2つ

むずかしく考えなくて大丈夫。面接官がチェックしているのは、①入社後に活躍できそうか ②長く働いてくれそうか、この2点だけです。

ここで大事なのが、障害者雇用ならではの視点。一般枠は「バリバリ活躍したい」という上昇志向が好まれます。でも障害者雇用では、それ以上に「安定して、長く働ける土台があるか」が見られます。実際、私たちが面接に同席していても、面接官が転職理由や配慮の話でいちばん確認しているのは、この"長く働けそうか"の一点です。だから志望動機も、勢いより「納得感」がカギになります。

STEP 01

転職理由の伝え方(=物語の前半)

現職や前職に不満があるのは当然です。不満がなければ、転職しようと思いませんよね。だから正直に感じていてOK。

ただ、面接では全部は言わないのがコツ。伝えるのは「その会社に移れば解決できる悩み」だけに絞りましょう。

  • 「人間関係がつらくて」「上司が合わなくて」→ 感情的な不満は、幼い印象を与えることも
  • 「成果も出して勤怠も安定しているが、今の職場には正社員登用制度がない」
  • 「希望する部署への異動を願い出ているが、ポストが空かずチャンスがない」

ポイントは、その悩みが応募先で解決できること。逆に、応募先でも同じ悩みが起きそうなら、その理由は使わない。面接官は「またすぐ辞めるのでは」を何より警戒します。だから事前に、その会社の制度や環境を確認しておきましょう。

STEP 02

自分の「働く軸」を決める

次に、あなたが働くうえで大切にしたいことを、本音で書き出します。面接官は「この人は自分を分かっているか」を見ています。忖度なしでOK。

  • 得意を伸ばして、その道のプロになりたい
  • 興味のある〇〇業界でキャリアを積みたい
  • 誰かの役に立つ実感がある仕事がしたい

最初はざっくりで大丈夫です。

STEP 03

会社を調べる

応募先がどんな会社かを調べます。面接官は「うちのことを、どれだけ本気で見てきたか」を感じ取ります。業界での立ち位置、主力サービス、他社より優れている点。具体的に知るほど、志望動機に厚みが出ます。

STEP 04

「自分の軸」と「会社の強み」が重なる点を言葉にする

最後に、STEP2とSTEP3の重なりを見つけて、こうつなげます。

つなげ方の型

「〇〇(自分の軸)を実現するには、△△(会社の強み)な御社が最適だと考え、志望しました」

そして面接では、結論から。「〇〇だから御社を志望しました」とまず言い切り、その後に理由を続ける。これだけで、ぐっと伝わりやすくなります。

障害や配慮は、どう伝える?

配慮の話は「マイナスの申告」ではありません。「この配慮があれば、しっかり戦力になれます」という前向きな情報として伝えましょう。

  • 「残業できません」「通院で休みます」だけを前面に
  • 「通院のため月1回お休みをいただければ、体調を安定させて長く働けます」

条件面(残業・通院・勤務地)は"補助的に"。メインは「事業への共感」と「仕事への適性」に置くのが鉄則です。

そのまま使える 志望動機 例文(3パターン)

※以下は、求職者ご本人の発話・記入を想定した例です。

例文①
未経験からカスタマーサポートへ

前職では販売職として接客をしていましたが、体調の変化で立ち仕事の継続が難しくなり、腰を据えて長く働ける仕事への転職を考えました。御社のカスタマーサポート職を志望したのは、在宅勤務と通院への配慮が整っており、安定して働き続けられる環境だと感じたからです。接客で培った「相手の話を最後まで聞く力」は、電話やチャットの対応でも活かせるはずです。長く腰を据えて、御社のお客様対応を支えていきたいと考えています。

例文②
事務経験者が同職種へ

前職では一般事務として受発注や請求管理を担当し、正確さには自信があります。転職を考えたのは、成果を出し勤怠も安定していた一方で、今の職場には正社員登用制度がなかったためです。長く腰を据えてキャリアを積める環境を求め、正社員登用の道がある御社を志望しました。前職で身につけた「チェックリストでミスを防ぐ習慣」を活かし、安定した事務処理で御社を支えたいと考えています。

例文③
体調要因で職種チェンジ

前職は販売職でしたが、障害の状態から立ち仕事が難しくなり、デスクワークへの転換を決めました。御社のデータ入力・事務サポート職を志望したのは、座って集中できる業務が中心で、私の「コツコツ正確に続ける」強みが活かせると考えたからです。通院のため月1回お休みをいただければ、体調を安定させながら長く貢献できます。新しい分野ですが、前向きに学び、確実に戦力になっていきたいです。

よくあるNG(提出前にチェック)

  • 感情的な退職理由:「人間関係が」「上司が」→ 前向きな言い換えに
  • 条件だけの志望動機:「家から近い」「残業が少ない」だけ→「他社でもいいのでは」と思われる
  • どの会社にも使える内容:調べた形跡がないと熱意が伝わらない
  • 自己PRとの混同:志望動機は「なぜこの会社か」。能力アピールに寄りすぎない

よくある質問

志望動機と転職理由は、分けて考えるべき?

分けなくて大丈夫です。「転職理由(辞める悩み)→志望動機(この会社で解決できる)」と一本の物語にすると、むしろ説得力が上がります。

障害や配慮は、志望動機にどこまで書く?

「この配慮があれば戦力になれる」という前向きな一文に留めるのがコツ。配慮を条件の羅列にせず、事業への共感や適性をメインに置きましょう。

未経験の職種でも志望動機は書ける?

書けます。前職で培った「正確さ」「傾聴力」などの持ち運べる強みを、応募職種にどう活かすかを示せば十分に伝わります。

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