面接での強みは、あくまでも業務上の強みとなります。
強み(長所)イコール自己PRと同じような概念と捉えて頂いても大丈夫です。
この質問を面接官からされた場合、面接官は転職者が、どの部署・職種で、具体的に活躍してくれそうか、
力を発揮できるか、ということを確認します。
ただ強み(長所)という言葉を使って質問をされると、転職者の性格的な強みについての質問のように聞こえますが、「面接での強み・自己PRは入社後に活かせる業務上のスキル・経験」になります。
面接で強み(長所)を聞かれた際には、過去の経験で身につけてきたスキル・経験を答えるのが基本です。
特に、このような場合で適切な回答はポータブルスキルです。
ポータブルスキルというのは、会社・業界に関係なく活かすことができるスキルです。具体的なポータブルスキルとは、マネジメント力、課題解決力、提案力、問題解決力、柔軟な対応力、ドキュメンテーション作成能力、リーダーシップ等になります。
ポータブルスキルのほか、スキルの分類には「テクニカルスキル」というものがあります。
テクニカルスキルは、職種毎の専門スキルや資格で、「人事労務経験3年」「総務経験3年」「営業事務経験3年」といったように履歴書や職務経歴書に書けるスキルです。
伝え方のポイントは「何が強みなのか」「強みとしてアピールできる根拠となる実績・エピソード」
「強みを入社後にどのように活かせるのか」という3点を順に話していくことが出来ればベストです。
もし3点が厳しければ、「何が強みなのか」「強みとしてアピールできる根拠となる実績・エピソード」の2点だけでも構いません。
強みの伝え方は、他の回答と一緒で「私の強みは○○です」と、結論からシンプルにお伝え下さい。
続いて「売上を○%上げた」「○○で生産性を上げた」「○○」といった強みを活かした具体的なエピソードと、
客観的なエビデンスを交えてお伝えすると、より良いかもしれません。
注意が必要なのは冗長にならないようにするという点です。
回答は2分から3分以内に纏めて下さい。
長過ぎる回答はマイナス評価に繋がります。
事前に簡潔に、そして納得感のあるかたちで、お伝え出来るように準備しましょう。
面接官が、「あなたの弱み」は何ですかと聞いてきた場合、単純にあなたの「人間的・性格的に弱いところ」を知りたいわけではありません。どんな人間でも弱みがあることは面接官も理解しております。
この質問の意図・狙いは、自分自身を客観視出来ているか、短所や弱みを把握できているか、具体的に改善が出来ているのか、ということを知りたいのです。すなわち自己洞察力・課題解決力・セルフスターターをアピールする場面だと捉えて下さい。
弱み(改善点)は誰にでもあります。
面接官のみならず、社会的な身分が高い方やお金持ちの方でも、どんな方でも弱み(改善点)はあります。
面接での弱み(改善点)の確認意図は、あなたの弱みの追求ではなく、
あくまでも客観的に自分自身を見る力や、そういった内省の働き・姿勢が候補者に一定備わっているかどうかかの確認です。
面接時に話す改善点は、強みと同様にポータブルスキルやテクニカルスキルを中心にお伝え下さい。
自分の理想とするビジネスパーソン、もしくは応募企業で将来的に求められるスキルをイメージしましょう。
そのうえで、現時点の自分に足りていないスキル・経験を改善点(弱み)として設定してみて下さい。
繰り返しますが、改善点は誰にでもあるものですので、
そういった回答の場合、自分自身をモニタリングできていない、
というマイナスな印象を面接官に持たれてしまう可能性がありますので、ご注意下さい。
①どのように改善しているか(行動ベースで)
②その結果前に比べてどう言われるようになったか(どう変化したか?)
短所に上記①②を加えてお話下さい。
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