私が仕事で大切にしていることは感謝を伝えることです。当たり前なことかも知れませんが、とても大事なことだと思っております。私自身もよくある話しなのですが、職場で業務に追われると、ついつい相手に感謝を伝えることが疎かになってしまいます。ただ感謝を言われると人は嬉しいですし、逆に感謝を相手に伝えることで自分自身も良い気持ちになれます。このような好循環を作れるように小さなことでも感謝や前向きな想いを日々お伝えすることを心掛けて仕事をしております。
丹羽将之(にわ まさゆき) 経歴:1986年岐阜県出身。新卒でJR東海ホテルズに入社。名古屋駅直結の名古屋マリオットアソシアホテルにてバーテンダーとして社会人をスタート。2012年に退職後、東京の飲食系ベンチャー企業にて管理職としてキャリアチェンジ。同社での2017年障害福祉サービスの事業立ち上げに携わり、5店舗まで拡大に尽力後、2022年インクルード株式会社へ吸収合併。2023年グループ会社であるライフィング株式会社にて障害者専門の転職エージェントハッピーに参画。
Qまず、はじめに丹羽さんの簡単なご経歴をお聞かせ願いませんでしょうか。
A私は1986年1月生まれで岐阜県出身です。新卒でJR東海ホテルズに入社して、名古屋駅直結の名古屋マリオットアソシアホテルにてバーテンダーとして社会人をスタートさせて頂きました。2012年に同社退職後、東京の飲食系ベンチャー企業にて管理職としてキャリアチェンジ。同社での2017年障害福祉サービスの事業立ち上げに携わり、5店舗まで拡大した後、2022年インクルード株式会社に吸収合併され、同社へ入社。2023年グループ会社であるライフィング株式会社にて障害者専門の転職エージェント、ハッピーにジョイン。現在、新たな挑戦として人材紹介事業のプロジェクトリードとして尽力中です。
Qハッピーにジョインする前はインクルード株式会社で勤務なさっていたようですが、具体的には、どういったお仕事をなさっていたのでしょうか。
A主に新規センターの開発責任者としてオープンする就労移行支援事業所の立上げを行っておりました。場所の選定から行政とのやり取り、オープン後のOJTまで一貫通関して担当させて頂いておりました。同時に人材開発としてセンターMGR(店長みたいな立場の方々)への研修も行っておりました。会社の「すべての人が活躍する社会をつくる」のという理念のもとに配属されたセンターで全ての皆様が活躍できるように研修を実施し、きめ細やかな配慮も施しつつ、会社の下支えになるような業務にも積極的に従事して参りました。
Q丹羽さんがインクルード株式会社に入社するきっかけがあれば教えて下さい。
Aもともとは同じ業態である就労移行支援事業所(株式会社ハローワールド)で働いておりましたが、2022年に吸収合併となりインクルード株式会社に入社する運びになりました。当時、インクルードと合併前の株式会社ハローワールドとは、同じくらいの規模感でしたので、合併により倍のセンター数となり、その当時の急激な変化や幅広い運営に関しては、当初付いていくのが大変だったことを記憶しております。
Q インクルード株式会社が運営するニューロワークスと他の就労移行支援事業所との違いや特徴があれば教えて頂けないでしょうか。
A一番の特徴は、生活習慣の改善を目的としてブレインフィットネスプログラムの提供だと思います。脳科学者と精神科医監修のもと開発され、今もブラッシュアップされ続けております。長期的な安定就労を目指すうえで生活習慣は非常に重要な要素ですので、その辺りを科学的にしっかりコミットしているところが特徴です。
Q今まで丹羽さんがお仕事をするうえで大切にしてきたことは、どういったことでしょうか。
A感謝を伝えることです。当たり前かもしれませんが、とても大事なことだと思っております。私自身もよくある話なのですが、職場で業務に追われると、ついつい感謝を伝えることが疎かになってしまいます。ただ感謝を伝えられると人は無条件で嬉しい気持ちになります。そして感謝を相手に伝えることで自分自身も温かい気持ちになります。
しかし、情けないお話を打ち明けると最初から私は感謝を伝えることが出来た訳ではありません。いや、どちらかと言うと不得意でした(笑) そして、いま考えれば笑われてしまうようなエピソードですが、そこで、まずは感謝を伝える練習をしようと思い、コンビニの店員さんに会計後、「ありがとうございます!」と伝えることから始めました。最初は、蚊が鳴くような声でしたが、徐々に慣れて上手くお伝えすることが出来るようになりました。その甲斐あってか(笑)仕事中にも自然と感謝を伝えられるようになりました。小さなことかも知れませんが、お仕事でも感謝や前向きな気持ちを伝え合い、組織の風通しの良さを高めることは、大切なことだと考えております。
Q現在、障害者転職エージェントハッピーでは、どのようなお仕事を中心になさっているのでしょうか。
A個人向けのキャリアアドバイザーと法人向けのリクルーティングアドバイザーを兼務しながら働いております。企業様には採用したい人物像や必要な業務適正をお伺いしながらミスマッチが起こらないように採用要件をお預かりしております。同時に弊社サイトにご登録して頂いた求職者の方とのキャリアカウンセリングも行っております。
個人対応に関しては、大手人材紹介会社では、なかなか出来ない100%個人寄り添い型のスタイルにより求職者様のご状況やご希望を伺ったうえで、丁寧な進捗管理を心掛けております。また一度のカウンセリングだけで終わりではなく、何回も求職者と接点を持ちながら、本当にやりたいことと、実際に出来るお仕事(業務適正)とのバランスを上手く取りながら、ご支援させて頂いております。
Q就労移行支援事業所から障害者専門の人材紹介ハッピーに異動してから少しお時間が経ちましたが、大きな違いはございますか。また、やり甲斐や苦労した点がございましたら、それぞれご教示下さい。
A特にそこまで大きな違いはございません。相手のニーズを引き出して支援していく面では共通していると感じております。ただ苦労したことは、求職者の方との接点が就労移行支援事業よりも少ないことで、やや関係値の構築が難しいと感じました。求職者はお仕事をされている方も多いので、あまり時間を取ることは、ご負担にもなりますし、精神障害がある方だと体調も崩しやすいので、そこのバランスのとり方に少々苦労しております。
ただ、その中でも、やはり一番のやり甲斐は内定が決まったときですね。転職または就職をした事によって前職より労働環境が良くなったり、年収が上がったりして求職者の方が安心したところを見ると、本当にご支援して良かったと思います。しかしさらに重要なことは、その後、安定就労して会社で活躍するということだと思いますので、安定就労を見据えた入社後の定着サポートも全力で行っております。特に障害者雇用での入社後、何かお困り事が発生した場合、兎に角、早め早めに対処することが一番の解決手段になりますので、この辺りも怠りなく機動性を高めて対処しております。
Q障害者転職エージェントハッピーの強みに関して丹羽さんからの視点で教えて頂けないでしょうか。
A
まず求職者様には、しっかり寄り添い型の転職支援サービスを提供していることだと思います。個々によって違うニーズをしっかり把握してミスマッチが起きないように丁寧に時間を掛けながら、ご支援させて頂いております。また法人に関しても、ホワイト障害者求人のみお預かりするスタンスにより、求人の質を担保していることもハッピーの大きな特徴です。
Q 障害者求人を応募する際、どういったところに留意して応募するべきでしょうか。
A結論からお伝えすると環境や職種も大事ですが、しっかり年収もチェックして欲しいですね。障害者雇用で大事なことは、長期に渡って安定して就労していくことだと思います。長期的に続けていくには働く環境はもちろんですが、収入面はとても大事になってきます。特に首都圏であれば、求職者の置かれている立場やライフステージによって大きく変わりますが、なかなか年収200万台では心身共に安心して長期的な就労が出来ないのではないかと考えております。なかなか内定が決まらなくて妥協して就職、転職してしまう方も多く見てきました。焦る気持ちは理解出来ますが、ご自身の生活に必要な年収をしっかり把握したうえで、あまり謙虚な姿勢になり過ぎず、ある程度の希望年収を確保しながらの応募をお勧めさせて頂きます。
Q前提、個人の意識や努力だけではなく、企業側の前向きな姿勢もあってのお話しですが障害者手帳保持者が年単位の長期就業を実現していく為には、どういったことが必要になってくるのかアドバイスを頂けないでしょうか。
A先ほどお伝えさせて頂いたように年収や環境は非常に大事な要素だと思います。さらに挙げるとするならば、しっかり生活習慣を整えることです。障害に関係なく生活習慣が乱れることによって体調を崩してしまいますので、体調不良になった際は、改めて初心に戻り、食事、運動、睡眠等に気を配って頂くことをお勧め致します。また、ご自身の障害受容も大切だと考えておりますので、焦らず、うまく共存していって欲しいです。この辺りが簡単になりますが、長期就業の実現に向けて一番大切なことになってくるかと考えております。
Q過去の印象に残る支援エピソードがあれば、差し支えない範囲で教えてもらえませんか。
A以前、就労移行支援事業所をご利用中の方がご登録されました。(男性/54歳/高次脳機能障害)当時、就職活動をハローワーク中心で行いながら、企業実習などにも積極的に参加するほど、とても就労意欲が高い方でした。ただお子様が3人おりまして今後受験などを控えていることもあり、旦那様に変わり、奥様がパートタイムからフルタイムへ切り替えながら家計を支えておりました。
そんな中、いくつか内定をもらっていたのですが、各社年収が200万台のオファーであった為、今後の生活設計を考えて内定承諾に悩んでいる時に、ご本人様と初めてお逢いしました。もともと輝かしいビジネスマンとしてのご経歴があり、合理的配慮も少ない方でしたが、一般就労と比較した時に年収が低い障害者求人でのご活動であった為、希望年収での就職を諦め掛けていた頃、丁度ご本人様のご経歴にマッチする求人をご紹介させて頂くことになりました。
そこから提出書類を準備して面接の対策も入念に行いました。その結果、見事、短期間で納得感の持てる年収、そして興味がある業種から内定を頂き、ご本人様も大変喜んで下さいました。そして負担を掛けている奥様へすぐに吉報を届けたいということで、ご本人様が奥様へご連絡をされている姿を間近で見て、この仕事の達成感と微力ながら私自身の介在価値を感じられた瞬間でした。このように今後も登録者にとって良質な選択肢を増やせていけるようにベストを尽くします。
Q少しお話が変わりますが、お休みの時はどんなことなさって英気を養っているのでしょうか。併せてストレス発散方法もあれば教えて下さい。
A私の場合、体を動かすことや自然と触れ合うことですかね。最近は子供と近所の温水プルーに行くことが多いですが、水面に浮いているだけで気持ち良く、子供と一緒に泳ぐのも楽しく、とても心身がリフレッシュします。また、趣味でキャンプも行きます。
育った環境が緑が豊なところだった為、東京で職業生活をしていると無性に自然の中に行きたくなります。家族で行くことが多いですが、子供たちが寝た後、一人でしっぽり焚火を眺めたりしていると自然とリセットされます。日々忙しいですが、こういったことが私のリフレッシュ方法ですかね。
Q今後のお仕事での目標があればお聞かせ願いませんでしょうか。
A仕事をするうえで、自分の人生の目的として「人と人を繋ぐ自分である」と定義しております。障害福祉もそうですし、人材紹介も同じで、そこに価値を見出していきたいと思っております。今後も障害者専門の人材紹介にて更に価値がある事業になっていくようにベストを尽くしていきます。
Q最後に、これから障害者雇用で就職や転職にチャレンジしようと考えている方々へ丹羽さんからメッセージを下さい。
Aこれから皆様ご自身がどうありたいかということを大切にしていって下さい。障害者雇用で安定就労していく為には、様々な準備と心構えが必要です。そういった相談がしやすい距離感もハッピーの寄り添い型サービスの強みだと思いますので、まずは相談ベースでも構いませんので一度お話だけでもしてみませんか。
勇気を出して一歩踏み出して行動すれば、必ずサポートしてくれる人は現れます。また環境が変われば、必ずポジティブな変化も起きるものです。
求職者の皆様が私丹羽と出会って良かった!と思って頂ける上質なご支援を目指して参りますので、是非ハッピーの転職支援サービスへご登録して頂けたら幸いです。
インタビュアー:本日はお忙しい時に沢山のお話を聞かせて下さいまして有難うございました。これからの丹羽さんの益々のご活躍を期待しております!
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