障害者雇用での面談実施ポイント | 障害者転職エージェント ハッピー


障害者雇用での面談実施ポイント


こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの丹羽です。

今回こちらのコラムでは精神障害者の方との面談をどのように行えば良いのかをお伝えしていきます。事前に準備する物などはございません。意識して頂くポイントを簡潔にまとめております。是非、面談時に役立てて頂ければと思います。

障害者雇用にて精神障害者の方から面談したい、または体調が悪そうな様子であれば声をかけてちょっと話しを聞く状況もあると思います。ただ話しを聞くだけでも、心が落ち着き、考え込まずストレスで体調が悪くなる状態を早期に対処できる可能性もあります。勿論、希望があればすぐに面談を実施しないといけない訳ではありません。希望があった場合は、面談したい内容は何なのか・どの位の時間が必要なのかを事前に確認したうえで、可能な範囲で時間を確保して実施して頂ければと思います。

では実施する機会が多い精神障害者の方との面談の際に押さえておきたいポイントをお伝えしていきます。

<実施する環境>
まず面談を行う前に押さえておきたいポイントが面談を実施する環境です。例えばこのような環境での面談は落ち着いて面談できますでしょうか。とても薄暗い閉鎖的な環境、会話が他の人にすぐ聞こえる環境、周りの会話や音が過度に聞こえる環境などです。

例に上げたような環境で面談を行うと伝えたかった内容を伝えられずに、成果としては低いものになってしまいます。快適な環境を整備する必要はありませんが、出来るだけ会話の内容が聞こえない開放的な環境を選んで実施するとリラックスした雰囲気で開始できます。

<面談実施時>
面談実施の際に、人事として特別に準備するものはありません。時間をしっかり設定してメリハリのある面談を意識して頂くことは大切です。ダラダラと面談を行うと最初に決めていた目的などから反れてしまい成果の低い面談になってしまいます。効果的な面談を実施して頂ければと思います。

様々な面談技法などがありますが、人事の方向けのすぐ実施できる内容となります。実施内容としては、目的を端的に伝える、または事前に聞いておく、まずは話しをしっかり聞く、決められた時間ですが、焦らず時には沈黙に負けない、状況や問題などを整理していくなどです。面談では特に聞く姿勢を大事にすることが重要です。話しを聞いてもらえただけでも気持ち的には楽になります。話しを遮ったり、反り返ったような姿勢だと話せなくなってしまいます。

また、話しの途中で沈黙になったりする場合もあります。沈黙に負けず待ちの姿勢を保つことも必要です。もちろん面談可能時間の範囲で問題ないです。面談の終盤には相談内容も個々のケースにより様々だと思いますが、現状の把握と問題を整理していきます。今後のスモールステップの目標を設定し少しずつ乗り越えていける状態を目指します。

相互理解を深め関係値をしっかり構築していく事で相談しやすい環境にもなりますし、安定就労にも繋がります。是非、実施する環境と聞く姿勢を意識して効果的な面談を行って頂ければと思います。

少しでも障害者雇用に携わる方の参考となれば幸いです。