就労中の体調不良への備えと対処法 | 障害者転職エージェント ハッピー


就労中の体調不良への備えと対処法


こんにちは。
障害者転職エージェントハッピーの丹羽です。

障害者雇用で入社された方が、体調を崩して欠勤が続いている、復帰したが勤怠が安定しないなどでお困りの人事の方もいらっしゃるかと思います。今回は障害者の方の体調不良時の備えと対処法についてお伝えします。精神障害のある方が就労中に体調の悪化を知らせるサインは個々によって異なります。色々な障害名もありますし障害特性もさまざまです。もし例に上げているような状態が見受けられた場合は話しをする場を設ける事が必要な場合があります。

主な原因の一例です。

緊張感や強い不安が先行しているとき、何に対しても細かく神経質になり過ぎている、感情の制御が難しくイライラしてしまう、集中力が低下し注意散漫になってしまい業務に集中できない、昼食時の食欲がなくなりまともな食事を摂取できない、知らないうちにボーっとしてしまい業務が進んでいない、睡眠が十分に取れていないなどが挙げられます。

一例で上げた内容すべてが当てはまる訳ではありませんが、体調が悪いなどと相談を受けた時は具体的にどのような症状なのかを遠慮なく聞くことが大事です。また、障害者雇用で入社した際、本人に対処方法を聞いておくことも体調悪化を未然に防ぐことに有効です。どんな時に体調を崩すのか、体調が悪くなった時の症状、体調悪化を未然に防ぐ対処法、体調があっかしてからの対処法などです。さらには支援機関や医療機関から情報提供を受けておくと安心だと思います。

また、就労中の体調悪化を未然に防ぐケアの一つとして、適度な休息を取り入れることにより就労中の負担が減ります。休息を適切に取ることができれば集中力が高められることや、気分のリラックスにも繋がります。もちろん疲労感を和らげることができます。休息といっても何もしない時間も大事ですが、長時間座っていると集中力も低下してしまうので、簡単なストレッチや歩くだけといった簡単な運動でも気分転換にはなりますので、体を動かすことを促していくことも大事な要素となります。

もちろん、企業側の配慮だけでなく安定就労には就労者のセルフケアも重要です。自己管理を怠ると体調を崩してしまいます。体だけでなく、こころの健康も安定就労には非常に重要です。健康管理(休息をとって体調を維持)や日常生活管理(食事・睡眠・運動)など自身で出来るセルフケアを積極的に取り入れて未然に防ぐことを伝えていくことも必要です。

このように就労者のセルフケアを促しながら、休息などの配慮を入れていくことで欠勤が続くような状況になるのを未然に防ぐことが出来る可能性があります。

少しでも障害者雇用に携わる方の参考となれば幸いです。